もう収集はこれまでだ、計画を打ち切ろう...けれど、夕日は......
The Museum of the Animated Image
御挨拶 なみきたかし(アニドウ代表)
大正時代に始めるわが国のアニメーションも近年ますます発展の一途をたどり、海外からも熱い注目を浴びるようになりました。
しかし、その一方で映画の発達とともに手探りで技術を模索し、礎を作ってきたパイオニアの方々の訃報が重なって聞こえてくるようになりました。政岡憲三監督、もりやすじさん、岡本忠成監督などのまだまだ働き盛りの方々が惜しくも鬼籍に入られました。また、1992年に「銀河鉄道999」の美術監督椋尾篁さん、1999年には「耳をすませば」の監督近藤喜文さん、そして2000年には「風の谷のナウシカ」の作画監督小松原一男さんの三人が相次いで亡くなられました。これから仕事の頂点を迎えようという若さでの無念の最後と言うほかはありません。
アニドウではその方々の貴重な遺産が散逸することのないように、ここに世界唯一というべきミュージアムの設立を呼びかけるものです。
このミュージアムでは、古典作品の保存や諸先輩の作品資料を中心に収集することはもちろん、未来を担う作家を育てるためのスタジオとしての機能を加え、時代とともに生き続ける正にアニミズムに満ちた組織となることを目的としています。
すでにアニドウのフィルムコレクションは10,000本を越える日本有数のフィルム・ライブラリーを既に保有しており、原画、書籍などの各資料も5000点を越えて年々増加しています。
こうした貴重な文化遺産を次代に残し、さらなる日本のアニメーション発展のためにみなさまの御協力をここにお願いするものです。